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ドリーバーデン、オショロコマの降海型が姿を見せる純潔な流れ、その無垢な妖精たちが育む谷では羆が見守っている。２００４年、最後の夏を共にしたのがこの２人・・・
灰汁濃い自然の姿を追い求める自分にとっては、ここ「世界遺産候補地」には、世間で騒ぐほどの「価値」は「観」じていない、原生の自然は「手続き」によって成り立つものではない！。ただ、日本の北海道で最も原生の自然が残されていると聞かれれば、他と比べれば、ここがそうだと述べるしかない。しかし、その他と比較すると、その差はほんの僅かでしかないだろう。
ありのままの自然、野生の地と称す世界の中へ飛び込むと、人間社会が築く「法」などは存在しないと言うことを覚悟しなければならない。もし何か、もしかしての出来事が発生した場合、その責任を誰かに、お前が、貴方に、擦り付けることがあってはならないのだ。それが本来の「冒険」であると私は思っている・・・