イトウを取巻く人々

ロード・オブ・ザ・リング、と題する洋画は皆さんもご存知だと思う。一つの「指輪」を巡る物語、この絶大な権力を手にすることが出来る指輪を目にする、手にした者は我を失い、異常なほどの執着心を抱き、それを手中にするまで、どんな手段をとろうとも、相手から奪い取ろうと必死になる。この映画を見た時、そのリングは「イトウ」と同じだと感じた。幻のメーターオーバーを手にする為に、その分野における地位を確保したい、名声を得たいがゆえに、あらゆる手段、それぞれの意図や思惑によって「愛しく思う者」が「利用」している。

それでは、私は何故「イトウと岩魚２足のわらじ」なのか？細かい説明は省略するが、「純粋にイトウと岩魚が好き」だからである。恋愛と同じように、惚れた女の全てを知りたくなるのは、男なら普通であろう、そうなると、イトウに置き換えれば「生理生態」に興味を抱くはず。私がこのイトウに費やしてきた時間の多くは「孤独」でした。そして、このサイトで公開している名所非公開の場所、内容については、ほんの一部、一割にも満たない「情報」でしかない。その一割程度の内容、「俺が・俺が」と自己主張が強くならないようにと心がけ、自分が開拓していない一部の情報を、お世話になった方達に対し、ささやかな御礼、感謝を込めた気持ちで、友人、恩人を前面に出すようにしています。ですが、イトウの産卵生態などについて自分が訪れ追尾している地域、河川については９９パーセント、自力で開拓し探し得た場所、自分が築き上げた時間であると断言しておきます。それから、それに費やした「経費」は全て、自分が他で稼ぎ働いたお「金」でやってきました。多少、親からの援助がありましたが・・・

イトウだけに限らず岩魚も同様に、己が愛しく思う以上に接している人々が他に存在することから、その方達の思いを考慮して、個人で臨む私がイトウの生態を追うにはまだまだ短い時間、１０数年足らずの間で費やした肝心な数字やキーワードは伏せている。「不純な意図や思惑」を持って、感情的になり我を通すようにイトウに対し接していると、決して良い結果は生まれないと断言したい。俺のもの、私のもの、第一人者「世界」は己だと主張する人が居たとすれば、それがどんな人であろうとも、その「座」から引きずりおろされる日が訪れるであろう。第一人者だと「認める」のは誰でもない、その世界に長く関心を寄せている「読者」で他ならない。そして、せっかくそれまで支持していた人々も、ささいな「独占欲」と「権力」をひけらかすことによって、しだいに去ってゆく。これは、誰に、どんな分野に対し活動されている方達も肝に銘じておかなければならないだろう・・・インターネット社会は誰でも参加することが出来る世界であるが、真実と誤りが混迷している場所だと思う。でも、その分野において「本気」で、しかも「真剣」に取り組んでいる人が見れば、事実、迫真なのか不純なのかは、私が述べている内容についてもしかり、その分野に携わる人が見れば、自分の胸に聞けば理解できるはずです。いずれにせよ「本音の世界」であることは確かであろう。私、池田　斉が「孤独」な時間であるが、イトウに対し見つめている時間は「本気」である。次回へつづく・・・・・