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今回、拠点として活動した海岸。既に廃屋となった番屋が歴史を物語るように佇み、テントを張った真横には何だろうなこれ？２人はそれほど気にも留めていなかったようだが、あちらこちらと干からびた羆の糞が点在している。
男の料理Ｑ！海岸に打上げられたボックスをテーブル代わりにして、椅子は流木、大きな石を用いて食卓を完成。
美味い美味い！カラフトマスの石狩鍋。とにかく私はカメラを持つだけで、何とも申し訳ない気分だった。まあ、しかし、ここへ来てこれ無しではあまりにも寂しい夜を迎えなければならない。本当に贅沢な恵み、現地ならではの脂の乗った・・・
どんな魚も同じように、とくに産卵を控えた雌の身は、卵に栄養が集中している為、身の味は今一。せっぱりとなる雄は脂ぎって、フライパンにのせると、ぎとぎとになるほど脂が乗っている。身の味は雄に限る。
鍋が足りないぞ！どうするどうする？探せばなんとかなるものだ。海岸に打上げられた鍋を使ってカラフトマスを美味しく頂くのだ・・・