巨大岩魚紀行　最後の夏を飾る２００２その４

イトウと岩魚２足のわらじ

この巨大岩魚紀行となる渓で、別な日となる不在の時に行った苦戦の懐かしき日々。そんな月日があったからこそ、輝かしい日々を送る事ができたのでしょうか。 　 　　　　 　　　 　　　　　　　　　　　 　赤とピンクに染まったタニウツギ咲き乱れる中をかき分け向かう先は岩魚の故郷。 　前日の晩、目的の渓が注がれる浜辺でジンギスカン！そして、秋のカジカ以外は決して行わない投げ釣りをし、これから３ヶ月後に見ることになる夢のような時を信じて早すぎる季節に訪れた・・・ 　　　　 　５〜６０センチ程の岩魚を夢中になって写真に収める私に、A氏が言う。もういいじゃない！早く逃がそう、もう散々見てきたじゃない。と、その言葉にあおられ、すぐに逃がす私でした 　確かにこの時は十分、沢山の大岩魚を目にしました。２尺を超える大物を１０匹も、普段は決して見ることのできない出来事でありながら、更なる期待を抱くのが釣り人なのでしょうか。 　　　　　　　 　ルアーをキャストすると、満足のできない岩魚が姿を見せる。そして、すかさず竿を上げ次へと場所を移す。もしかして見れるかもしれない、２尺７寸の巨大岩魚を、そんな期待と願いを抱いた最高に輝く時を前にした我々は、最後の洞窟へ向かう。 　 　　巨大岩魚紀行　最後の夏を飾る２００２その３　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巨大岩魚紀行　最後の夏を飾る２００２その５