森の核心部と破壊される源No.3

イトウの森　核心部へ

北海道、幻の魚イトウ潜む森の核心部。幻の魚棲む核心部、大きく蛇行する屈曲部はとてつもなく深い。静かに流れる褐色の水面は鏡面となって空を映し出し、幻の魚棲む北海道の森を貫通して流れる空間には感動的な世界が広がっている。

北海道、幻の魚イトウが棲む森の核心部で、７匹の幻の魚イトウを確認した後、しばらく幻の魚その姿を見ることなく大きなカラフトマスが跳ねる光景だけを目にし屈曲部に到達する。川底が複雑に隆起する境目、深い箇所から浅瀬へと移行する箇所では大きな雄カラフトが小さい雄を追い払おうと盛んにけ散らす場面が頻繁に見られる。北海道、幻の魚イトウ潜む森の核心部、ここらで見られるカラフトとしては、今年は全体的に大きいようで、静まり返った水面がいきなり炸裂した時などは背筋が伸びる。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。カラフト・が産卵を終え死に絶えたものが暗い川底の下で不気味に白く映るものがそこかしこで見られ、まばらに横たわる死骸がある箇所では若干異臭がする。北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部でこのカラフトマスの産卵が終わると白サケが遡上してくる。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部、とにかく全ての流れを探ることは時間的に不可能で、殆どは一投するだけで先に進む。今日、北海道、幻の魚潜む森の核心部、軌跡を残す区間の流域は、前回来たときには惜しくも時間が無くなり道路を目指し引き返している。今回は１人で臨むがゆえに失敗は許されない・・・

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。今回のテーマは幻の魚イトウと言うより北海道の森、原野。幻の魚営む森、自分が抱く北海道に残される原野の森を、川を中心に放射的な視点で全容を見届けることができれば新たな発見が得られるか？、笹をかき分け核心部へと入るが、なかなか思い通りには進めてくれない。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。以前にも目にしつつ写真に収めることなく怠慢に通り過ぎてきた箇所。河畔に根を張る木の幹に数本のワイヤーを巻きつけ対岸を横断するこれは、一体なんであるのだろうか？つり橋のようにも見え、伐採された木材を対岸に運ぶものにも見えるが・・・・・

北海道、幻の魚イトウ潜む森の核心部。総延長の四分の一も来ていないことを正午を過ぎた辺りで気が付き、竿をたたんでカメラに徹する。そこからしばらく進んだ瀬頭に５匹の幻の魚イトウが獲物を狙ってドボンドボンと跳ねている光景に出くわし、そこでしばらくシャッターを切る。それから午後２時を過ぎた辺りでタイムリミット。北海道、幻の魚棲む森の核心部で１４４枚写した中でこれだけしか形を成していなかった。幻の魚を収めるに私のカメラと腕では限界があるのか？・・・

大量の流木で出来た堆積物が狭い間隔で連なり、長くに渡って流れを覆い尽くしていた。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。終点に到着するのが日の落ちる午後６時００分を大幅に過ぎる８時と予想し、念入りに地図を眺めて座標を確認。幻の魚を求め新たな発見が得られるよう無駄にならぬようゆっくりと下流を目指す。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。恐ろしいほど静寂に刻む空間を進む中、青空を覗かせる天から雨が降ってくる。河畔に根を張る大木が大雨により倒され流木の堰をつくる。流れに沿って進んでいると、これが大きな障害となり無駄に体力を消耗する。幻の魚潜む北海道の森、今年は特に異常なほど流木が山積みになっていた。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。時はすでに午後５時を過ぎ次第に辺りが暗くなってきた。自分が歩く音とは他に度々聞こえてくるエゾシカの駆け走る音には肝を冷す。立ち止まって耳を澄ますとコンコンコンコンと木に口ばしを叩きつける音が聞こえ、じっとその姿を目で追うと赤ゲラの姿があちらこちらで見られる。ここがまさに北海道、幻の魚育む森の核心部、聖域なのだと実感する。

北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部。この時点で衛星にて自分の位置を確認するとやっと総延長の半分まで辿り着いている。以前も暗闇の中を手探りで這って戻った事があるが、あの時とは比べられぬほど心が落ち着いている。幻の魚棲む北海道の森核心部の近辺、最近ここらに居座る羆が捕獲され後に射殺されたこともあってか、多少なりとも羆と遭遇する危険がま逃れるような気がする。

北海道、幻の魚イトウ潜む森の核心部。ここから先は画像がありません。蚊の襲撃に遭いながら進む北海道の森核心部、幻の魚現る闇の森は、想像以上に厳しく退路を阻む。泥で形創られた川沿いには足を奪われ、落差のある岸を伝うと鬼のように蔓延る根曲がり竹が密集し、勢いをつけその中へと飛び込むと、瞬時にはね返されてしまう。

１人で歩く北海道、幻の魚イトウ棲む森の核心部、その中を下手くそな歌で気を紛らわし、二三度転んで泥まみれになって午後８時を過ぎたところで終点に辿り着く。そして林道を伝って車止めへと向かうと時は午後９時００分になっていた。

森の核心部と破壊される源No.4