No.3

イトウと核廃棄物。・・・何故かこの生き物が行き着く先には、実社会と繋がる見たくも無い汚物を頻繁に見る。臭い物には蓋をする？という衝動は人であるなら誰しもあるが、イトウが帰る森に核廃棄物とは驚いた。確かに人口密度は少なく、平野である「不毛の地」と称すように農業には適さず、森の木々も多くが伐られ、これまでの経済基盤を基に利用しようにも使い道が見えてこない。そんな所に幻の魚イトウが帰ってくる。

今回の旅を意識的にサポートしてくれた中橋さん。広くに渡っての「環境」問題では仕事を通じて様々な人達の意識を把握している立場にある。例えば「札幌市民が望む川の姿は豊平川」であるとか、今旅では大分煮詰まった会話を交わしましたが、次回もまた「数十キロ」に及ぶ距離を歩く、付き合ってくれるのは中橋さんしかいないでしょう？・・・とっ、確か本人も言っていました？ので次回もまた豊富な画像をお見せすることができるでしょう！

この光景を見つめていると「そっとしておいて」と、私には聞こえてくる。

この画像では見えませんが、中橋さんが見つめる先にはイトウが定位しています。この流れでもいつまで、その姿を見ることが出来るだろう。

核・・・が・・・られる場の下流。本来はまだ先へと上りたいイトウも、やむなくこんな排水路で卵を産む